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安達議員が咲洲トンネル

天保山マーケットプレス、鶴浜発について質疑

安達義孝市会議員

2008年12月19日

   日本共産党の安達義孝市会議員は12月19日開催の建設港湾委員会で咲洲トンネルの料金無料化を求め質疑。安達議員は、いま市民生活は景気の悪化で大変な状況に陥ってる。トンネルの往復400円といえども押さえたいと。市は料金の検討を考えているようだが、無料化の検討を行ってもらいたい。そこで咲洲トンネルの維持管理の年間経費・収入はどれくらいかと質問。

 市は、年間の維持管理費は約4億8千万円、通行料収入は平成19年度実績で約9億2千万円であると答弁。

 安達委員は、市民が多く利用する咲洲トンネルで年間4億以上の収益を上げている。しかし咲洲トンネルの料金は取り続け(有料)て企業が多く使うトンネルは無料だと。ましてや咲洲トンネルの収益を夢咲トンネルの維持管理費につぎ込んだうえに夢咲トンネルだけを無料というのは、負担の公平性を図る観点でいってもおかしい、市民は納得できないと批判。市に咲洲トンネルの無料化を検討すべきと見解を再度求めました。

 市は、料金について今後、検討したいと答弁を繰り返しました。

  安達議員は、次に、天保山のマーケットプレス(店舗)の家賃引き上げ問題について質疑。マーケットプレスは、海遊館や観覧車などを運営する大阪ウォーターフロント開発株式会社(大阪市が25%出資)の施設の一つで収支は赤字だが、海遊館や観覧車部門は黒字で会社全体では昨年は9億5千万の黒字を上げている。そのマーケットプレスのテナントに対し、大阪市元副市長が社長に就任して以来、値上げ問題が急浮上し、売り上げの15%の家賃を25%まで引き上げろと。これで8店が退去せざるを得ない状況がおきて、テナントからは10%を超える値上げは大変な負担だと相談が寄せられている。テナントに家賃値上げだけを押し付けて収支が改善できるのか。市は出資をし管理監督の立場にあるのだから一方的な値上げ交渉を是正するよう指導すべきだと質問。

 市は、赤字を解消を指導をしているが、全体の収益を上げていただくという事が管理監督する立場から一番肝要だと考えていると答弁。

 安達委員は店舗の立場にたった取組みが必要であり、テナントの皆さんと力合わせて集客力アップをめざす企画などの強化に努力していただきたいと強く要望。

 安達議員は、最後に鶴浜開発について質問。鶴浜ではアークランドサカモトの出店計画の際に、地域住民の皆さんや商店連盟の皆さんの反対が大きくサカモトは断念した。その後、イケヤがきたが、今度はイケヤの横に大型商業施設の誘致を図ると言っている。こうした計画で大事なことは地域住民の皆さんの要望や声を大切にすることだ。住民の要望はこれ以上の大型商業施設はいらないという事だ。イケヤが来て無料バスは満杯、しかし市バスはガラガラ、そして車の通行量が相当増えた。ここに大型商業施設がくればさらに環境悪化を招くことになる。これは地域住民の願いに背をむけるものだ。住宅用地への計画変更など再検討を強く求めたいと要望しました。