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臨海部の活性化と称した夢洲のインフラ整備や

淀川左岸線事業の中止

国際コンテナ戦略港湾の公募は必要ないと下田議員が指摘

下田敏人市会議員

2010年3月12日

 3月12日に開催の建設港湾委員会の予算審議で下田敏人市会議員は、市や大阪府が臨海部の活性化をうたい文句に、夢洲・咲洲のまちづくり推進と企業誘致を働きかけている問題で、この地域の開発はWTCに象徴されるように大型開発を行い大失敗した地域である。これまでの施策について反省もなく。夢洲のインフラ整備や淀川左岸線延伸部分、なにわ筋線などの大型開発を進める事は許されない。いま夢洲のスーパー中枢港湾が昨年10月供用されたが、現状は、当初さかんにPRした大型船の増加がない状況であり、また咲洲から無理やり夢洲コンテナターミナルへ港運事業者を移動させたがコンテナ個数も目標には届かない、したがってコスト削減もされていない。

 スーパー中枢港湾の到達や問題点を総括もしないままに国土交通省が提唱する国際コンテナ戦略港湾に応募(3月26日まで)することは大きな問題があると指摘。港湾局に対応の転換を求めました。市は、阪神港は国際コンテナ戦略港湾の応募者の要件を満たしており応募したいと答弁。下田議員は、いま、夢洲のインフラ整備やこのような港湾計画に手を出すことは、港湾局の埋立て会計を急速に悪化させるだけでなく、またもや市民に大きな負担を押し付ける事になる。市長はこうした動きに同乗すべきでなく、市民が必要とする地下鉄8号線の整備など市民生活に密着した、中小企業が潤うような施策推進に転換すべきと批判しました。