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こはら議員 ムダな大埠頭整備計画の中止を求める

年間3隻入港で176億円かけ岸壁延長

こはら孝志市会議員

2013年3月15日

こはら孝志議員は、3月15日の建設港湾予算委員会で、大阪市が計画している夢洲のコンテナターミナルC12岸壁の延伸整備にかかわってムダな開発計画を中止するよう求めました。

大阪市は、夢洲C10〜12の岸壁で取り扱う貨物量が増え、船舶が込み合っている。またコンテナ船の大型化が進展しているとして、水深−16m岸壁のC12埠頭を250m延長して岸壁延長650mの大埠頭をつくる総事業費176億円の巨額の事業で、2013年度48千万円の予算を計上しています。

こはら議員は、大阪港では万トンを超える大型コンテナ船の寄港は年々減少(2000年362隻2012年155隻)しており、しかも水深−16mの高規格C12岸壁には万トン以上のコンテナ船は年間(2012年実績)しか入港しておらず、また大型船が就航する基幹航路とよばれるアメリカや欧州向けの貨物も年々減少していることを指摘。

同議員は、立派な港を作っても大型船は増えないし荷物も増えない、身の丈にあった港湾整備が必要であり、今回の大阪市の計画は必要がなく税金の無駄遣いではないかと中止を求めました。

さらに、こはら議員は2013年度の港湾局の予算編成に関し、国際戦略コンテナ港湾関連に36億計上していながら、震災対策の予算は前年度と変わりなく12億円であり、さらに市民の命・財産を守る防潮堤の整備の予算は300m分1億2000万円しか計上されていないことを取り上げ、不要不急の事業はやめて、市民の命を守る防災予算を拡充することを強く求めました。