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カジノ誘致 市民は拒否

小川市議が補正予算案批判

小川陽太市会議員

2015年6月3日

写真 大阪市議会委

 日本共産党の小川陽太大阪市議は3日、市議会都市経済委員会で、今年3月の本会議で2015年度予算から修正削除されたカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の調査費7600万円を再び提案した橋下徹市長の姿勢を厳しく追及。「カジノ誘致を成長戦略の柱と位置付けた『都』構想が住民投票で否決されたにもかかわらず、補正予算を上程するなどは市民軽視だ」と批判しました。

 小川氏は、「3月に議論を積み上げて、議会が2ヵ月前に修正削減を決めたにもかかわらず、世論調査でも反対が6割以上、市民の意識も博打(ばくち)で町おこしなんてダメだという中での提案は市民には到底受け入れられない」と批判しました。

 市は「IRは大阪の成長戦略にもとづき取り組んでいる」と答弁しました。

 小川氏は、「IR、カジノ誘致であれば新たな巨大開発に乗り出していいのか」とのべ、この間の巨大開発の失敗の認識をただしだのに、市は「事業計画全般にわたる見通しの甘さから厳しい事業状況に陥ったもの」と答えました。

 小川氏は、大型開発の失敗の反省を投げ捨て、「カジノ誘致をすすめることは無責任、無謀だと批判し補正予算案は認められないとのべました。

(2015年6月5日しんぶん赤旗)