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壮大なムダやめよ

国際コンテナ港湾 小原氏追及

こはら孝志市会議員

2015年10月16日

写真 日本共産党の小原孝志大阪市議は16日、決算特別委員会で橋下徹市長が「国際コンテナ戦略港湾」名で巨額を投じて進めている港湾開発について、「壮大な税金のムダづかいだ」と批判しました。

 小原議員は、大阪市が国際競争力強化、北米航路など基幹航路の維持強化をうたい文句に「国際コンテナ戦略港湾」づくりをすすめているが、コンテナ貨物の状況は、対中国輸出入合計が全体の61.2%を占め、対来合計は1.2%だと紹介。

 「『国際コンテナ戦略港湾』のめざすところとは相違する状況が顕著だ」と指摘。北米航路の船舶も2000年397隻、12年112隻、12年1O0隻と減り続けていると述べ、「巨額の事業費を投じ、大きな港をつくれば貨物が増えるなどというのは本末転倒も甚だしい」と批判しました。

 小原市議は「今や大阪港の北米航路は一便だけで、北米航路の維持強化は現実的でなく、『国際コンテナ戦略港湾』は大阪港にそぐわない」と述べ、「大阪港の定期航路3479隻のうち、中国、韓国、台湾等、アジア諸国が94.1%を占めている。ここに立脚した港づくりが肝要だ」と主張しました。

(2015年10月22日付しんぶん赤旗)