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IR開発やめよ 大阪市議会委 山中市議が主張 |
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山中智子市会議員 2017年11月7日 |
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日本共産党の山中智子大阪市議は7日の市議会決算特別委員会で、吉村洋文市長と松井一郎府知事が大阪市此花区の夢洲ですすめるカジノを中核とする統合型リゾート(IR)について質疑しました。「長きにわたって禁止されてきたカジノ・民営賭博の誘致に躍起になり、市民負担で無駄な大型開発に突き進むことは、地方自治体のすすめることではない」とのべ、「IRを軸とした開発はやめるべきだ」と主張しました。 山中議員は、IR構想では、集客人口は2015年までの1期で1500万人、26年以降の2期2700万人、将来の3期3000万人と想定されているが、そのためにはリピーター確保が至上命令で、カジノ客ということになると指摘。 「それも、日本人観光客であり、大阪周辺の一般市民ということにならざるを得ないし、ギャンブル依存症が深刻になるだけだ」と強調しました。 「90年代のムダな開発の失敗を思い出す」とのべた山中議員が「鉄道建設などインフラ整備は事業者負担と言ってきた。IRに関して市民負担は生じさせないのか」とただしたのに、吉村市長は「事業者に求めるべきものは求める」と答えるだけで、市民負担については否定しませんでした。 (2017年11月12日付しんぶん赤旗) |