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万博・IRは断念せよ

大阪市議会委 小川氏「防災対策こそ」

小川陽太市会議員

2018年10月4日

 

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質問する小川議員=4日、大阪市議会

 日本共産党の小川陽太大阪市議ば4日、市議会決算特別委員会で、此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)での万博、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致について吉村洋文市長に質疑。多額の公金が必要になるムダな大型開発だと指摘し、「万博・IR誘致はきっぱり断念すべきだ」と主張しました。提出資料

 小川議員は、台風21号により、夢洲のH護岸の一部倒壊をはじめとして、湾岸部では護岸や防潮堤の損壊など港湾施設の被害は甚大だと指摘。今回の被害を考え、液状化、津波の浸水などの被害想定を点検し、南海トラフ地震対策も含め、「防災対策をしっかり進めることが肝要で『夢洲まちづくりだ』『IRだ』『万博だ』と言っている場含ではない」と強調しました。

 小川議員は、IR・カジノはギャンブル依存症の深刻化など市民的に断じて許せないだけでなく、埋め立て事業としても大変なリスクがあると指摘。市長や府知事が誘致に躍起になっている万博が来たとしても、半年後の跡地利用の見通しもなく、急速施工による埋め立て、土地造成、基盤整備の費用160億円がまたぞろ巨大な負の遺産になるとのべ、万博・IR誘致はきっぱり断念すべきだと主張しました。

(2018年10月5日付しんぶん赤旗)

(小川議員掲示資料)