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"カジノ計上は問題″

大阪市議会 小原議員が予算質疑

こはら孝志市会議員

2018年12月6日

 日本共産党の小原孝志大阪市議は6日、市議会港湾消防委員会で、万博準備に向けた補正予算案について質疑しました。

 小原議員は、万博会場の夢洲(ゆめしま)の土地造成費全体が136億円と36億円も増額しているのに、急速施工分が50億円のままなのは疑間だとのべ、「できるだけ早く進めなければならない急速施工部分で無理があり、費用がかさむ」ことになるのではないかと、詳細な検討を求めました。

 また、夢洲3区内のIRカジノ用地を除く約22ヘクタールの造成に関して、これらの土壌は一定の汚染土が混入している可能性があると指摘し、地質の環境調査を行う予定はあるのかと間うと、市は「国の定めた基準を満たしている」と回答。小原議員は「実際に工事にかかると高濃度ダイオキシン類の汚染されたしゅんせつ土砂が出てくることになる」と重ねて調査を求めました。

 小原議員は、外周道路の基本設計や下水道基本計画の検討などを含む夢洲地区の基盤整備検討調査は、「IRカジノが大阪に来ると決まっていない中での見切り発車だ」と批判。「府民的、市民的合意を得たとは到底言えない状況で、まだ決まっていないIRカジノ誘致のための費用が多分に含まれている」と補正予算に反対を表明しました。

(2018年12月8日付しんぶん赤旗)