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万博費用高騰を批判 大阪市議会委 井上議員がただす |
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井上ひろし市会議員 2020年1月29日 |
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日本共産党の井上浩大阪市議は1月29日、万博推進特別委員会で、松井一郎市長が先日、大阪・関西万博の会場建設費約1250億円について、建築資材や人件費の高騰を理由に2割、3割の上昇はあると発言したことについてただしました。 井上議員は、前回の委員会で、上ぶれしないようリスク管理をしっかりやるべきだと強調したがどうなっていたのかとただしまし た。 市は、会場建設費の上ぶれに関しては引き続き細心の注意を払いながら日本国際博覧会協会と情報共有を密に行い対応していくと答えました。 井上議員が、市長の発言は会場建設費の上ぶれに特化した発言だが、他にも、インフラ整備や輸送アクセスの整備なども上ぶれの可能性は否定できないのではないかとただしたのに、市は、今後の材料費、人件費の高騰等によって増加することもあると回答しました。 また、博覧会協会が、夢洲へのアクセス強化のための新橋設置を要望したことについて、2015年1月に関西経済同友会が「IR(カジノを中核とする統合型リゾート)専用橋」の設置を要望していたことを明らかにし、「IRのための財界の要望を焼き直ししただけだ」と批判しました。 井上議員は、交通アクセスや災害対策、環境対策、コストの上ぶれなど市民の懸念事項にまともに答えず、会場予定地である夢洲の弱点が露呈する中、事業をすすめるべきではないと主張しました。 (2020年2月4日付しんぶん赤旗)
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