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カジノ反対が多数派

山中氏、誘致中止を要求

山中智子市会議員

2021年9月22日

 

 大阪市議会

 日本共産党の山中智子大阪市議は22日、市議会都市経済委員会で、陳情に関連して、カジノ誘致の中止、大阪メトロ今里筋線一人駅員体制の調査・検証などについて質疑しました。

 山中議員は、横浜市長選で、IR(カジノを中核とする統合型リゾート)について明確に反対していた市長が当選し、IR誘致撤回を正式に表明したことを指摘。「横浜市の動向にかかわらずIR開業推進を続ける」との市当局の答弁に対し。「横浜に限らず、賭博というものへの根強い不安や嫌悪感の多さ、カジノはあかんという思いの強さはある。大阪でも世論調査をすれば反対が過半数だ」と批判しました。

 山中議員は、「ポストコロナで、インバウンド拡大は必要不可欠」と繰り返す市当局に対し、「コロナの後が先行き不透明なのは誰が見ても明らか。コロナ禍でインバウンドの回復は見込みにくく、オンライン時代の到来により、大型観光施設を目玉にしたビジネスモデルは成り立たない。IR誘致を無理やり進めるのは、非常に恐ろしい」と強調。「IR誘致を予定する夢洲(ゆめしま)の土壌汚染や液状化についての負担は、競争原理も働かないから、足元を見られて、事業者の言いなりになる。後ろ向きになる事業者を引き留めるために、公費の負担が増えかねない。破たんすれば、巨大な負の遺産だ」と批判しました。

(2021年9月28日付しんぶん赤旗)