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 夢洲開発は無謀

山中市議「万博立ち止まれ」

山中智子市会議員

2021年11月30日

 

 日本共産党の山中智子大阪市議は30日、市議会都市経済委員会で、夢洲(ゆめしま)=大阪市此花区の人口島=での万博、IR・カジノ事業誘致、大阪メトロのあり方などについて意見表明、質疑しました。

 山中議員は、万博で「大阪パビリオン」建設の工期圧縮のために、さらに1億8千万円をかけてマネジメント支援を委託することについて、「この計画の無謀さを物語っている」と指摘。市の財政を大きく損ね、市民の多くが反対しているカジノ誘致を前提とした開発だと批判。夢洲の安全性や環境への影響が危惧される万博はいったん立ち止まり、コロナ対策、市民のくらし、商売の支援にお金を使うべきだと主張しました。

 年内に公表されるIR・カジノ事業誘致の区域整備計画案について、今年度計上される公聴会等が8回であることを取り上げ、「刑法で禁止される賭博であり、本当だったら住民投票で問うべき問題。一人でも多くの市民の声を聞けるように、せめて公聴会はたくさん実施すべき」だと訴えました。

 大阪メトロのあり方について、「1人体制の今里筋線で、ゲリラ豪雨時の止水パネル設置が1人で大丈夫か。先月起きた京王線のような信じがたい事件もある。もともと市営地下鉄であり、市バスであった。市が問題意識をもって、主体的に大阪メトロを指導してほしい」と要望しました。

(2021121日付しんぶん赤旗)