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万博・カジノ見直せ 大阪市議会委 山中氏が汚染など追及 |
山中智子市会議員 2022年2月4日 |
日本共産党の山中智子大阪市議は4日、市議会万博推進特別委員会で、大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」での万博開催について質疑しました。
山中議員は、夢洲のIR(カジノを中核とする統合型リゾート)用地について、汚染などの土壌対策に790億円もの巨費を大阪市が負担することが大問題になっていると指摘。「万博用地も調査と対策を行うべきだ、との声をどう考えるのか」と問いました。
万博推進局は、万博は半年間で仮設建築物なので大丈夫としていますが、万博終了後は788億円かけて土壌対策をすることが明らかになっています。
山中議員は、「結局対策が必要な土地なのに、突貫工事で万博を急ぐのは、本当の目的がカジノだからだ」と指摘。「IR・カジノとセットでなければ成り立たない夢洲での万博開催は、もう見直すべきだ」と訴えました。
山中議員は、「コロナ以前に決めた夢洲での万博開催を、何の検討もなくそのままやろうとするのは、行政のすることではない」と指摘。「コロナ禍の中、世論も万博どころではないというのが実情。保健所も病院もますますパンク状態。失業、倒産も増えている」と述べ、市民の実態をふまえ、アンケートをとるなど市民の声を聞くべきだと訴えました。 (2022年2月5日付しんぶん赤旗)
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