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万博計画見直し要求 「パビリオン」建設費高騰ただす |
井上浩市会議員 2022年10月25日 |
大阪市議会委 井上氏が批判
日本共産党の井上浩大阪市議は25日、市議会都市経済委員会で、万博の「大阪パピリオン」建設費の上ぶれ問題をただしました。
2025年万博で大阪府市などが出展する「大阪パビリオン」の建設費が、資材高騰等で当初の約74億円より約40億円上ぶれし、総額115億円となる見通し。開催に間に合わせるため市は、債務負担を41億2800万円増額する補正予算案を提出しています。
井上氏は、以前に会場建設費が1250億円から1850億円に上ぶれした事実にも触れ、「上ぶれ防止のリスク管理の取り組みを進めてきたのか」とただしたのに対し、当局は「リスク管理、コストダウンに努める」とする答弁に終始しました。
井上氏は「パビリオンの屋根にガラスを使うという派手さや見栄えにこだわるあまり、予算が当初より膨れ上がっているように見える。避難経路確保、害時緊急時に施設が持ちこたえられるのかが第一義。神経を使うべきところを間違っている」と指摘。「今後も、資材の高騰など上ぶれ要因は排除できない。当初の資金計画の枠内でやるべきもの。万博を含めた夢洲開発全体が負の遺産になりかねない。会場を含め万博計画そのものを見直すという本質的問題に切りこむべきだ」と主張しました。
(2022年10月28日付しんぶん赤旗)
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