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 長期沈下も事業者対応

カジノ用地 推進局、井上議員に

井上ひろし市会議員

2023年2月15日

 

 日本共産党の井上ひろし大阪市議は15日、市議会都市経済委員会で、夢洲(ゆめしま)のIR(カジノを中核とする統合型リゾート)用地の地盤沈下対策をめぐり、今後IR事業者がどのように対応していくのかについてただしました。

 大阪市は、「夢洲特有の軟弱地盤により、長期に地盤沈下が生じることが見込まれている」とした上で、「IR施設建設に必要な地盤沈下対策は事業者において適切に実施する」とし、極めて例外的な場合を除いて、市の費用負担はないとの見解を示しています。

 井上氏は、「大阪市もIR事業者も、支持地盤の洪積層部分が長期に沈下する極めてまれな地盤との認識を共有している。建設時でなく長期の沈下への対応はどうするのか」と追及。IR推進局は 「建設時に限らず長期にわたりIR施設に必要となる通常の地盤沈下対策についても事業者が実施する」と答弁しました。

 井上氏は、「事業者優位続く可能性」とする報道と、地盤沈下対策費以外の土地課題対策費788億円を市が負担することになった経緯も指摘し、「夢洲という場所に目をつけたこと自体が失敗の始まり。公金の負担が際限なくふくれあがっている現実を直視した冷静な対応が、市と府に求められている」と強調しました。

(2023年2月18日付しんぶん赤旗)