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夢洲整備上ぶれ無制限 大阪市議会 井上氏がただす |
井上ひろし市会議員 2023年10月6日 |
日本共産党の井上浩大阪市議は6日の市議会公営・準公営企業会計決算特別委員会で、万博・IR(カジノを中核とする統合型リゾート)用地・夢洲(ゆめしま)整備費用負担の上ぶれをただし、万博もIRもやめるべきだと求めました。
夢洲の上下水道整備の総事業費の上ぶれについて「財源に影響はない」とする答弁に対し井上氏は、9月10日の集中豪雨による市内各地の浸水被害の大きさにも触れ、「際限なく上ぶれする夢洲整備より市民が住む所の災害対策を優先すべき」だと強調しました。
地下鉄中央線の延伸となるコスモスクエア駅から夢洲駅間の運行について、万博閉幕後からIR開業まで5年間の収支が成り立つ根拠を示せない当局に対し、井上氏は「運行計画や収支計画は重要な情報であり市民に説明すべき根本問題。大阪メトロと一体として市も責任を負うべきもの」だと力説しました。
IRに関連する大阪港埋め立て事業の長期収支は将来にわたり資金不足は生じない見込みとする答弁に対し、井上氏は「IR誘致がうまくいった場合の試算だけでは危険。破たんや撤退を想定しておかなければならない」と大阪港湾局の認識の甘さを指摘しました。 (2023年10月11日付しんぶん赤旗)
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