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災害に弱い万博やめよ

井上氏「安全の担保ない」

井上ひろし議員

2024年2月20日

 

 日本共産党の井上浩大阪市議は20日の市議会・建設港湾委員会で、夢洲(ゆめしま)まちづくり構想や防災・減災のまちづくりについて質疑し、万博やカジノでなく物流拠点などの本来の目的に立ちかえり、災害に弱い夢洲にたくさんの人を集める万博はすべきではないとただしました。

 万博会場へのアクセスルートである淀川左岸線2期トンネル整備事業で、阪神高速池田線西側約7キロ区間を調査した結果、想定以上の汚染土と地中障害物が確認されました。当局は答弁で、契約金額約8億8千万円を約10億5千万円に変更すると明らかにしました。

 井上氏は「当初から必要性を疑問視してきたが、総事業闘は2・5倍、約2900置円に膨れ上がっている。上ぶれに次ぐ上ぶれでまた今回上ぶれになった」と批判しました。

 「能豆半島地震もあり、災害に強いまちづくりが政治の最優先・最重要課題ということが浮き彫りになった」と強調。「災害時にトンネル内部へ浸水した場合への対応や、地下水脈への影響も明確にされていない」と述べ、「災害対策に逆行し、自然環境に与える負荷、財政への負荷も大きい。安全性が担保されているとはとうてい言えない」と指摘しました。

(2024227日付しんぶん赤旗)