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クジラ処理 市長判断か

大阪市議会委 井上氏が追及

井上ひろし議員

2024年6月14日

 

 昨年1月に大阪湾で死んだクジラの処理費用が当初の2倍以上の8000万円に膨らんだ問題で、大阪市入札等監視委員会の調査結果を受けて、14日の市議会建設港湾委員会で質疑が行われました。

 日本共産党の井上浩市議は、市当局がこれまで安価な埋設処分を行ってきたとの説明を受けて、なぜ高額で最も困難な方法である「海洋投棄」を選択したのかと追及。「本当に大阪港湾局の判断なのか。当時の松井一都市長の判断だったのではないか」とただしました。当時の松井市長に安価な処分方法を提案・説明しなかったとする答弁に対し、「説明が抜け落ちるのはおかしい」と指摘しました。

 同調査結果では、増額を進言した市の課長と業者との会食や酒類提供▽業者の意向に沿うような積算基準の採用▽適正な契約金額の根拠資料が不足▽局長専決とすべき決裁を課長級が行った▽随意契約とする根拠資料が不十分―など6項目で「不適正と言わざるを得ない」「疑念を抱かざるを得ない」などと指摘されています。

(2024618日付しんぶん赤旗)