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夢洲全域ガス対策を

大阪市議会 井上氏ただす

井上ひろし議員

2024年6月14日

 

 日本共産党の井上浩大阪市議は14日の市議会建設港湾委員会で、夢洲(ゆめしま)―区のメタンガス爆発事故に続いて2・3区でもメタンガス発生が確認された問題を取り上げ、「夢洲全域で防爆対策の強化が求められる。安全第一、人命第一を心がけるべきだ」とただしました。

 井上氏は、夢洲2区・3区では、大阪メトロ中央線の夢洲までの延伸工事前調査でメタンガスが検出され、対策が行われたことを指摘。大阪港湾局の担当者は、12億円にのぼる対策工事を行ったことを報舌した上で、地下の密閉空間ではメタンガス発生は問題になるが、開放性がある地表面での工事の場合は問題はないと考えると説明しました。

 井上氏は、「現に1区で爆発事故が起こっている。問題ないと言い切るのはいかがなものか。建築物の内部に滞留する恐れがあることに留意すべきだ」と指摘。「密閉空間をつくることに神経をとがらせ、通気性の確保などガス対策を徹底すべきだ」と強調しました。

(2024617日付しんぶん赤旗)