悲鳴や叫びなくす予算に
日本共産党市議団が懇談会
(大阪民主新報 2002年3月3日)
 3月1日の開会本会議から始まる2002年度予算議会を前に、日本共産党大阪市議団(姫野浄団長)は2月25日午後、大阪市役所内で各種団体や同党市議候補者らと予算案について懇談しました。
 冒頭あいさつした姫野団長は、03年度予算案が破たんした巨大開発を推進し、 一般施策の中での“同和温存”を策す一方で、国保料3%値上げなど市民の願いとはほど遠いものになっていると指摘、下田敏人政調会長がその中身を詳しく報告しました。
 出席者からは、「市は夢洲に4万5千人のまちをつくるというが、その根拠はまったくばかげたもの。北港テクノポート線の中止など開発をやめさせてほしい」、「業者や年金生活者などの深刻な実態を見ず、国保料を上げるのは許せない。国保料の引き下げや短期証・資格証発行などの制裁措置をやめさせるため全市議への要請ハガキ連動に取り組んでいる」、「介護保険の利用料が高いため未利用率が増えている。大阪市もせめて利用料の成免をしてほしい」、「2年連続日本一の待機児をかかえているのに、3つの保育所を廃園、1つを休園する一方、駅前ビル保育として15カ所の予算を組んでいるが、こんなゆがんだ施策をやめさせ、子どもらが健やかに育つ施策を」など、切実な要求が相次ぎました。
 議会の動きについて報告した関根信次幹事長は、来年の市議選を前に与党も“実績づくり”に懸命になっていること、“共産党落とし”を狙って定数削減の動きも出始めていることなどをあげ
るとともに、「まちに出れば毎日、市民の悲鳴や叫びが聞こえてくる。まちの中から予算案を検証し、悲鳴や叫びをなくす予算にぜひしていきたい」と決意をのべました。
 なお、予算議会では7日(木)午前10時から、日本共産党の瀬戸一正議員が、代表質問に立ちます。

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