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地下鉄・バス 民営化に道理ない 大阪 橋下市長に山中市議 |
山中智子市会議員 2013年11月1日 |
日本共産党の山中智子大阪市議は1日、市議会本会議で一般質問に立ちました(山中議員の質疑と橋下市長の答弁)。地下鉄・バスー体、公営でこそ市民の足が確保できると指摘、[民営化には道理がない。きっぱりと中止すべきだ」と改めて計画撤回を橋下徹市長に迫りました。 橋下市長は、民営化を前提に地下鉄初乗り運賃を180円へ値下げすることを決定し、来年秋までに民営化が決まらなければ運賃を元に戻すと市議会をどう喝しています。 山中氏は「公営でなく民営化しなければ値下げによる減収分34億円の負担に耐えられないのか」とただすと、橋下市長は「民営化できれば値下げができる」と繰り返しました。 山中氏は、「民営化しなければできないとは言わなかった。800人職員を減員するから値下げと言うが、早期退職を募り、バスから買い取った土地にビルを建て事業を推進するというがいつの話かわからない。固定資産税など100億円余がいらない公営のままの方が値下げが容易にできる」と主張しました。 さらに、「バスをしっかり守っていくことも公営交通の大事な使命」と指摘。「赤字はどんどん削れと、便数を減らし、市民から苦情が相次いでいる」と述べ、「民営化とは身近なバスを切り捨てるものだ」と批判しました。 橋下市長は「限られた財源のなかでお金の使い方を選択じなければならない」と突っぱねました。 山中氏は「税の問題ではない。公営企業で市民の足を守るべきだ」と強調しました。 (2013年11月2日付しんぶん赤旗) |