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市議団の実績

「大阪都」構想断念せよ

大阪市議会 北山議員が要求

北山良三市会議員

2014年5月14日

 
 日本共産党の北山良三市議は14日、大阪市議会本会議の一般質問で、「大阪都」構想に固執する橋下徹市長の政治姿勢を批判し「これまでの議論の行き詰まりを認め、出直し市長選の結果を謙虚に受け止め、『都』構想をきっぱり断念し、撤回すべきだ」と主張しました。

 北山氏は「都」構想の乏しい財源や莫大(ばくだい)なコストを示し「これまでの議論では、さまざまな問題点の指摘にまともに答えられず、選挙に打って出て、活路を見いだそうとしたが、その選挙でも市民の後押しを得られなかった」と指摘。「市民や議会の合意形成の見通しがたたなくなった『都』構想は破綻してる」と追求しました。

 橋下市長はまともに答えず「(『都』構想を)しっかりすすめていく」とだけ答弁しました。

 北山氏は「市長はかつての巨大開発事業の無駄瀧いの失敗を批判してきたが、『都』構想に装いを変えて、もっとひどい無駄潰いに踏み込もうとしてる」と指摘。1分短縮に500億円かける、なにわ筋線や、カジノ構想など、大規模開発・呼び込み型の公金投入の無駄遣いをやめるよう主張し、「保育所や高齢者施設の思い切った規模での建設など市民が求める身近な公共事業を優先すべきだ」と強調しました。

 橋下市長は、まともな理由も示さず、北山氏の質問に対して不誠実な答弁に終始したため、約1時間40分にわたって質問が中断しました。

(2014年5月15日付しんぶん赤旗)