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「大阪都」断念迫る 大阪市議会 瀬戸議員が市長に |
せと一正市会議員 2016年1月15日 |
日本共産党の瀬戸一正大阪市議は15日の市議会一般質問で、吉村洋文市長の施政方針に対する質問を行いました。 瀬戸議員は「大阪都」構想について、「昨年5月の住民投票で決着がついたことであり、市長も住民投票の結果を重く受け止めると言うのなら、潔く断念すべきだ」とただしました。吉村市長は市長選の結果を踏まえ「3年以内に新たな設計図案を完成させ、任期中には住民投票を実施したい」と強弁。瀬戸議員は「選挙結果に従うと言うのであれば『都』構想の賛成か反対かを直接問うた住民投票にこそ従うべきだ」と批判しました。 また「副首都大阪」推進の狙いについて、「市民に幻想を抱かせつつ『都』構想を完成させたいということだ」と批判しました。 瀬戸議員は「地下鉄・市バスの民営化」について、「議会での5回の継続審議を経て2回否決している。これが議会の意思であり、重く受け止め、いったん白紙に戻し一から議諭し直すべきだ」とのべ、「民営化で、地震・津波対策やホーム柵などの安心安全の地下鉄づくりがどうなるのか市民の危惧は解消されていない」と主張しました。 これにたいし吉村市長は、「民営化を前向きに進めていきたい。不退転の覚悟ですすめていく」と答えました。 (2016年1月16日付しんぶん赤旗) |