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市議団の実績

 万博・カジノ直ちに中止
大阪市議会 山中議員が反対討論

山中智子市会議員

2023年11月22日

 大阪市議会本会議が22日開かれ、日本共産党の山中智子議員は2022年度一般会計等決算の認定に反対する討論をしました。同決算は共産党以外の賛成多数で認定されました(反対討論全文)

 山中議員はIR・カジノや万博に血道をあげ、夢洲(ゆめしま)関連のインフラ整備に惜しげもなく公金をつぎ込む一方、物価高騰に苦しむ市民の命、暮らし、営業を守る施策は極めて乏しい」と市の姿勢を批判。財政調整基金を積み増して22年度末2452億円としながら国保科を値上げするなど、市民の命を守り暮らしを支えるものとは程遠く、本決算は到底認められないと主張しました。

 万博会場建設費が2350億円に膨れ上がり、市民―人当たり1万9252円もの負担がのしかかることについて「市民の理解を得られるはずがない」と指摘。「こんな万博も人を不幸にしてやまないカジノもキッパリ中止を」と強く求めました。

 感染症拡大への対応策が薄い市の姿勢も指摘し、保健所体制の抜本的拡充をはじめ市民に接する職場やケア労働者を思い切って増やす必要があると力説。少人数学級を進める全国的な流れに背を向け続け、学校統廃合を推し進める市の異様なありようも告発し「子どもをテスト漬けにするより、切望の声が多い小学校体育館へのエアコン設置など安心できる教育環境をつくるべき」だと強調しました。

(20231123日付しんぶん赤旗)