大阪市議会 公募校長制改正案可決も 橋下市長「再議」で廃案 |
再議に付された結果、再議の可決に必要な出席議員の3分の2以上の賛成が得られず、「維新の会」だけの反対で廃案にされました。 改正案は校長の採用を「原則公募」から「公募できる」へ改めるものです。 校長の公募制度は橋下市長の肝いりで2013年4月から導入され、民間人校長が就任して以降、不祥事が相次ぎ、今年7月末にも経歴詐称などで新たに民間人校長2人が任期途中で退職する不祥事が起きています。 可決を求める立場から討論に立った日本共産党の井上浩市議は「民間人校長の不祥事は13年度採用の11人のうち、実に6人にも上っている。これは採用上の問題ではなく、制度上の問題に根差している」と指摘。「公募制度を無理やり押し込む政治介入を許せば、学校は不当に支配され教育がゆがめられ、子どもたちへのしわ寄せは計り知れない」と批判しました。 (2014年8月13日付しんぶん赤旗) |