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大阪市議会 補正予算案を可決

寺戸議員 党の修正案説明


負担増の3条例案井上議員反対討論

 大阪市議会は19日の本会議で、橋下徹市長提案の補正予算案を一部修正のうえ可決しました。[維新の会」以外の全議員の賛成で、家庭系ごみ収集輸送の民間委託化に向けた準備費(約384万円)を削除しました。

 日本共産党は、同準備費に加え、市立小中学校の校長公募のための外部面接官の報酬費を削除する修正案を提案。寺戸月美市議が趣旨説明を行いました。

 公募校長については橋下市長が「原則公募」に固執するなか、不祥事が相次ぐなど問題が山積しています。寺戸氏は、なし崩しの校長公募は市の学校教育への信頼を損なうだけで、外部の面接官にこだわる必要もまったくないと指摘しました。報酬費削除の修正は賛成少数で否決されました。

 本会議では、来年4月から実施される「子ども・子育て支援制度」を具体化する3条例案について、日本共産党の井上浩市議が討論に立ちました。保護者負担の増加や現行基準の引き下げなど危惧される点が数多くあるとして反対する立場を表明しました。

 採決では、日本共産党のみの反対で、▽同3条例案と▽大阪市立特別支援学校(全12校)を府に移管する条例案▽男女共同参画センター北部館廃止条例案―が可決されました。

 一方「維新」以外の全議員の反対で、▽市の大阪港、府の堺泉北港・阪南港を一元管理する条例案▽外国人観光客のためにマンションなどの空き部屋を宿泊場所とする条例案▽市長と市議の政策協議会設置条例案―など橋下氏肝いりの条例案が否決されました。

(2014年9月20日付しんぶん赤旗)