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橋下氏の“教育予算5倍”痛烈に批判


 大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)が「子ども教育予算を5倍に増額」と、CMや街頭で宣伝しているのはまやかしだと痛烈に批判した「大阪民主新報」(12日付)掲載のコラムが話題です。インターネットのフェイスブックやツイツターで拡散しています。

 同コラムは昨年11月市議会での日本共産党の井上浩議員の質問を紹介。市の歳出に占める教育費と子ども青少年費の比率はほぼ横ばいで、橋下氏の「5倍」という宣伝の中身は、塾代助成や学校へのパソコン導入など橋下市長肝いりの目玉政策を積み上げただけと喝破しました。

 その井上質問を見てみると、橋下市長のひどいやり口が見えてきます。市は井上質問に答え、橋下市長が進める「市政改革プラン」で、1歳児保育の保育士の市独自加配の廃止など教育と子どもにかかわる施策28億円超を削誠したといいます。保育士の加配は乳幼児の安全のため。独自基準を後退させた政令市は他にありませんでした。

 虐待などで保護者が養育できない2歳未満の乳幼児を預かる24時間施設の乳児院。そこの夜間勤務の非常勤職員の補助金(1700万円)も廃止。社会の最底辺を支える予算を「重箱の隅をつつくように削りかき集めて、塾代だパソコンだ。たくさんの人が泣いている」(井上議員)。

(星)  (2015年4月21日付しんぶん赤旗)