title


大阪市廃止固執は橋下氏と同じ

共産党 瀬戸一正市議団長が談話


 吉村洋文大阪市長の施政方針演説を受けて日本共産党市議団は25日、
瀬戸一正団長の談話を発表しました。

 談話は「(吉村市長は)何でも民営化、市民に有益な施設の統廃合など、大阪市を解体する市政を続ける考えを明らかにした」と指摘。「大阪都」構想についても、「橋下市長同様、大阪市を廃止することに固執する姿勢を示した」とのべ、「議会との対話を強調しているが、やろうとしていることは全く同じだ」と厳しく批判しました。

 リニア中央新幹線やなにわ筋線などのインフラ整備や夢洲への統合型リゾートの誘致が中心で、中小企業対策は抽象的にしか言及していない「副首都」大阪構想について、「従来型の巨大開発推進・呼び込み型の成長戦略であることが明瞭になった」と告発しました。

 現役世代に重点投資するいくつかの施策を示した市民サービスについて、「これらの中には私たちが早くから提案してきたものもある。どうすれば全ての世代の市民サービスを後退させることなく実現できるのか、党議員団として大いに議論を重ねていきたい」と強調。党議員団として、「引き続き、『維新政治』の本質と狙いを市民的に明らかにし、市民との共同をさらに広げて、要求実現と市政発展のために全力で奮闘する」と表明しています。

(2015年12月26日付しんぶん赤旗)