敬老パス3000円負担廃止 大阪市議会 大学統合は継続審査 |
|
大阪市議会本会議が12日開かれ、来年7月から敬老パスの年1回3000円の利用者負担を廃止し、1乗車毎50円の負担のみとする議案を全会一致で可決しました。 日本共産党が廃案を求めていた大阪市立大学と大阪府立大学との法人統合議案は大阪維新の会、自民、公明などの賛成多数で継続審査としました。 党市議団は「サンフランシスコ市との姉妹都市提携解消の撤回を求める決議案」を提案。討論に立った山中智子市議は、「慰安婦」問題で「軍の関与と強制」を認めた「河野談話」を紹介。吉村洋文市長はサンフランシスコ市が「慰安婦」像の寄贈を受け入れたことをもって信頼関係が損なわれたと、姉妹都市解消を表明しているが、「政治的な考え方の違いを理由に解消するなどは、およそ自治体の長のすることではない」と批判。「自らの独断で60年にも及ぶ両都市の友好、親善、交流の歴史を一瞬にして無に帰すことのないように」と、吉村市長に姉妹都市提携解消を撤回するよう求めました。同決議案は共産党のみの賛成で否決されました。 (2017年12月13日付しんぶん赤旗) |