カジノ住民投票案否決 本会議山中議員が賛成討論 |
10日開会した大阪市議会本会議で、自民党市議団が提出した、「大阪市におけるカジノを合む統合型リゾート施設(IR)誘致についての住民投票に関する条例案」は、維新、公明の反対で否決されました。
日本共産党の山中智子議員は、賛成討論で、「IR=カジノ誘致を大きな争点として民意を問うたことは一度もない」と指摘。「橋下徹元市長も吉村洋文前市長も、IR施設のための基盤整備は、IR事業者に求めるべきで、公費は投入しないと何度も明言してきた。この言葉をほごにし、巨額の公費を投入し、経費が次々と膨らんでいく以上、市民に是非を問うのは当然」だと強調しました。
また、住民説明会や公聴会で出された疑問や異議に何一つ答えないまま、IR推進局がコロナを理由に説明会を中止したことに触れ、「地域の合意形成に努める気がない」と指摘。「市政の主人公は市民。たくさんの陳情も寄せられている。孫子の代に賭博場を残す是非を、議会だけで決めないで住民投票に踏み切ることが求められている」と訴えました。 (2022年2月11日付しんぶん赤旗) |