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議員定数2削減を可決

本会議 井上議員が反対討論

 

 日本共産党の井上浩大阪市議は、10日の本会議で、現行の議員数83を「2減」(西成区、港区の定数をそれぞれ1減)するための「大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例案」に反対する討論をしました。同条例案は、日本共産党以外の賛成多数で可決されました。

 井上議員は、地方議会の重要性を指摘した上で、「地方議員は、市民と市政をつなぐ架け橋であるとともに、住民自治の担い手でもある。二元代表制のもと、大きな執行権をもつ市長の行政運営に対し、住民の立場から監視し、独断や暴走を防ぐ役割も担っている」と強調。「さらなる議員定数削減は、議会のチェック機能の弱体化を意味し、議会改革とは無縁」だと述べました。

 井上議員は、「この間の夢洲(ゆめしま)開発関連の公共事業が上振れに次ぐ上振れを続け、際限なく貴重な税金がつぎ込まれている」とし、「市政の問題点を、民意を切り縮める議員定数削減という問題にすり替えてならない」と訴えました。

(2022211日付しんぶん赤旗)