1000人が入園できず

   市立幼稚園の35人学級移行  辻市議が追及
            
(しんぶん赤旗 2000年9月24日)

  921日、大阪市会文教経済委員会が開かれ、日本共産党の辻ひで子市議は「大阪市立幼稚園に35人以下学級の実現を求める請願書」の採択を求め、質疑を行いました。
 この請願は8,304名の署名が届けられており、父母の思いのこもったものでありましたが、理事者は35人学級は実施するものの、現状学級数はそのままとし、希望者全員入園は拒否、今後も抽選で希望調整をはかり、異年齢学級は復活の方向で検討を表明しました。
 辻議員は、「35人学級の実施は当然、保育室や教員数を増やす前提がなければ、現状学級数で定員を40人から35人にすれば1,000名近い幼児を切りすてることになる。現状のまま調整なしで35人編成とした場合の必要学級数は36学級、そのうち27室は現実に空教室があり、増設は九校となり予算は教員36名を含め、5億6,000万円あればできる」ことを資料を示して明らかにし、大阪市教育委員会がその気になれば出来ることと、厳しく追及しました。
 同議員は、市民の期待に応えない教育委員会の姿勢は許せないと磯村市長に出席要請し、答弁を求めましたが、市長は「子育て支援は重要だが、この問題は教育委員会の問題」と、自らの責任を回避する答弁を行いました。

議会 日時 付託委員会 請願・陳情名 質問者 各会派の態度
共産 自民 公明 民民 無所属
2000年9.10月市会
2000.9.22 文経 大阪市立幼稚園に35人以下学級の実現を求める請願書
○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要
 共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団  無所属