建設港湾委員会

 放出駅区画整理 駐輪場設置は住民への利便第一に

    稲森市議が請願採択を主張

9月25日開催された大阪市会建設港湾委員会において稲森豊議員は放出駅前区画整理事業に関して「放出駅及びその周辺をよくする会」より提出された請願について採択するよう求めました。
  請願では新しく区画整理事業によって整備される放出駅に設置される駐輪場については不法駐輪が解消するようできるだけ駅舎に近いところに設置すること、線路を横断する共同通路については自転車も通行出来、エスカレーターも上下向きを設置すること、また南側の貨物跡地には公園やプール、区民の利用できる会館や図書館の設置を求めるなど10項目にわたるもの。
 稲森議員は現地調査に基づき、放置自転車の解消のためには駐輪台数の確保と至便の場所への設置は不可欠であること、また周辺の商店街にとっても不法駐輪が解決すれば自転車による買い物客が増え商店街の活性化につながること、また南北の共同通路はこの開発の目的である南北の地域の一体的な発展にとって不可欠であること、またエレベーターやエスカレーターの設置は最近成立した「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」に従っても当然のことであること。また図書館や行政サービスセンターの設置なども区域の広い鶴見区にとって必要なことなど、具体的に示し、請願の内容が「安全で賑わいと活気あふれるまちづくり」という放出駅前区画整理事業の目的に合致する当然の要望であることから、ぜひ大阪市として請願の内容を取り入れること、建設委員会においても請願を採択すべきであると発言しました。
 大阪市の理事者は共同通路はJRと協議して進めるとの答弁を行いその他の要望には具体的な態度表明を避け、採決の結果与党各派は持ち帰り検討引き続き審査という態度をとりました。

議会 日時 付託委員会 請願・陳情名 質問者 各会派の態度
共産 自民 公明 民民 無所属
000年9.10月市会
2000.9.25 建港 放出駅貨物跡地と放出駅周辺設備への請願書 稲森
 ○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要
共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団  無所属