「談合防止を求める陳情」
全会一致で趣旨採択
党議員団が強く要求
(しんぶん赤旗 2000年11月9日)
7日の大阪市議会財政総務委員会で、市民から提出されていた「大阪市の契約規則に損害賠償予約条項を盛り込むことを求める陳情書」が、日本共産党をはじめ、全会派一致で趣旨採択されました。
陳情は、天野大阪市議会前議長が大阪市発注の公共事業にからみ逮捕されたことに見られるように、談合防止の方策が必要だとし、「契約規則に損害賠償予約条項を盛り込むこと」「入札談合の存在が判明した場合に、受注業者は損害賠償金を支払う旨の条項を盛り込むこと」などを求めています。同趣旨の陳情が10月の市議会にも提出され、日本共産党だけが採択を主張。他の会派は「持ち帰り検討」の態度を取っていました。
質疑のなかで日本共産党の江川繁議員は、公正な入札を確立していくためには、行政のトップの姿勢が重要であること、一般競争入札を導入すること、見積内訳の提出を義務づけることなどが必要だと提案しました。
これに対し、梶理事は「種々の角度から検討していきたい」、春田財政局長は「全力をあげて取り組んでいく」などと答弁しました。
議会 | 日時 | 付託委員会 | 請願・陳情名 | 質問者 | 各会派の態度 | |||||
共産 | 自民 | 公明 | 民民 | 無所属 | ||||||
2000年11月市会 | ||||||||||
11.7 | 財総 | 大阪市の契約規則に損害賠償予約条項を盛り込むことを求める陳情書 | 江川 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
○…採 択 △…継 続 ×…不採択 ▲…一時不再議 ■…審査不要
共産…日本共産党 自民…自由民主党 公明…公明党 民民…民主・民友大阪市会議員団 無所属
財総…財政総務委員会 文経…文教経済委員会 民保…民生保健委員
計消…計画消防委員会 建港…建設港湾委員会 交水…交通水道委員会