2保育所の廃止は白紙撤回を
石川莞爾議員が議会無視を批判
大阪市議会民生保健委員会が7日開かれ、日本共産党の石川莞爾議員は、7,000人の連名で提出された「大阪市立大道保育所、矢田第二保育所廃止計画の白紙撤回を求める緊急請願書」で質疑。「議会にもはからないまま、『区政だより』で募集の停止を通告しようとするのは議会を無視したもの。また、入所者との契約を一方的に踏みにじるもので認められない。白紙撤回は当然で、請願の採択をと主張しました。
石川議員は、「廃止を知ったのは10月12日で、市民に文書で知らせるのは11月15日の『区政だより』になる予定で、廃止は来年の3月末の計画です。廃止で必要な議会の可決の手続きもないまま、募集を停止する、こういうことがあってよいのか」とただしました。
磯村市長は、これには答弁せず、「廃止は定員割れの保育所、3月末で廃止していろいろな方策をした方がよいと判断したもの」などと答弁しました。
また石川議員は、廃止が大阪市児童育成計画案にもとづくもので、東淀川区、住吉区に続いて、淀川区、此花区、港区、大正区、西淀川区西部、東住吉区北部、同南部、平野区北東部、西成区北部での保育所の廃止を考えているのではないかと追及しました。
これにたいし当局は「児童育成計画は、しかるべき時期に公表するが、国の動向を見て再検討している。数値は予算がともない時間がかかる」などと答弁。計画案の公開をこばみました。
請願は、自民・民主・公明の与党が継続審議を主張、持ち帰り扱いとなりました。
議会 | 日時 | 付託委員会 | 請願・陳情名 | 質問者 | 各会派の態度 | |||||
共産 | 自民 | 公明 | 民民 | 無所属 | ||||||
2000年11月市会 | ||||||||||
11.7 | 民保 | 大阪市立大道保育所、矢田第2保育所廃止計画の白紙撤回を求める緊急請願書 | 石川 | ○ | △ | △ | △ | △ |
○…採 択 △…継 続 ×…不採択 ▲…一時不再議 ■…審査不要
共産…日本共産党 自民…自由民主党 公明…公明党 民民…民主・民友大阪市会議員団 無所属
財総…財政総務委員会 文経…文教経済委員会 民保…民生保健委員
計消…計画消防委員会 建港…建設港湾委員会 交水…交通水道委員会