21世紀担うのは子どもたち 教育環境の改善は急務
江川繁議員が教育行政について質疑
20日に開催された大阪市議会決算特別委員会で、日本共産党の江川繁議員は、大阪市の教育行政について質疑をおこないました。
江川議員はまず、9億6,000万円にものぼる教育委員会学務課の裏金操作事件について、教育委員会の認識をただしました。西崎教育委員は、重大さを深く認識しており、教育委員会事務局との緊張関係を保つよう努力したいと答えました。
江川議員は、このようなことを繰り返さないために、各学校園への予算の増額、学校長に契約権限の主体性をもたせる、学校事務センターのあり方の再検討を抜本的におこなうことなどが必要だと提案しました。
続いて江川議員は、日本共産党や関係者が繰り返し求めてきた小学校の米飯給食の拡充について、98年度、全国では週3回実施の学校が64.1%にのぼっており、せめて全国水準なみに週3回にすべきだと強く要求しました。
理事者は、来年度から週2回実施できるよう、関係者と協議をおこなっていることを明らかにしました。
また江川議員は、天王寺商業高校や聾学校などの劣悪な校舎の実態や、3K、5Kといわれるトイレの実態についてパネルで示し、こうした現状は教育予算の削減が原因だときびしく批判。抜本的な増額を要求しました。