マンションの実態つかんで、施策決めバリアフリー化には助成を
たつみ議員が質疑
大阪市議会計画消防委員会が18日開かれ、日本共産党の辰巳正夫議員は、西淀区の市民から提出された「よりよいマンションライフのために大阪市独自の支援策強化を求める陳情書」を採択するよう求め質疑しました。
辰巳議員は、大阪市がマンション実態を把握する問題について、プレイロットや集会所の固定資産税措置が決まったけれど、非課税は100平方b以上のところだけで、プレイロットは2,210団地のうち一割だけ。集会所は、さらに対象となるところは少ないもの。せっかくの施策、実態をきっちりつかんで施策を考えるべきだと主張しました。
また、階段に手すりをつけるなどバリアフリー化にも助成が必要で、高齢化のなかで管理組合がマンションの一部屋を借りて、デイケアーやグループホームを運営しているところにも補助をすれば、マンションはより魅力的な住宅ストックになると指摘、他の部局とも連携して実施をと迫りました。
また、エレベーター内の防犯カメラの設置についても、設置したことで暴力事件や子ども、助成へのいたずら、ペットの放尿などが改善された例をあげ、公的な役割を果たすエレベーター内のカメラ設置に助成を求めました。
また、耐震性の診断についても、制度を拡充して利用しやすいものに改善を求めました。
辰巳議員は、「情報の提供や実態の把握は、はじまったばかりで、一歩ふみだしたところです。入居者の各層の要求は多面的です。具体的な施策を推進するように」と主張しました。
大阪市は助成をしぶり「所有者の管理組合がやること」と金融機関の紹介だけの答弁をくりかえしました。
陳情書は、自民、公明など与党が持ち帰り検討を主張、継続審議扱いになりました。
議会 | 日時 | 付託委員会 | 請願・陳情名 | 質問者 | 各会派の態度 | |||||
共産 | 自民 | 公明 | 民民 | 無所属 | ||||||
1月市会 | ||||||||||
1.18 | 計消 | よりよいマンションライフのために大阪市独自の支援策強化を求める陳情書 |
辰巳 | ○ | △ | △ | △ | △ |
○…採 択 △…継 続 ×…不採択 ▲…一時不再議 ■…審査不要
共産…日本共産党 自民…自由民主党 公明…公明党 民民…民主・民友大阪市会議員団 無所属
財総…財政総務委員会 文経…文教経済委員会 民保…民生保健委員
計消…計画消防委員会 建港…建設港湾委員会 交水…交通水道委員会