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中3まで医療無料に 大阪市議会開会 党が条例提案 |
安達義孝・北山良三市会議員 2010年9月17日 |
大阪市議会開会本会議が17日に開かれ、日本共産党の安達義孝議員が乳幼児等医療費助成条例案を、北山良三議員が大阪市国民健康保険条例の一部を改正する条例案をそれぞれ提案しました。 安達議員は、条例案は、現行の通院が小学校就学前、入院、入院時食事療養費が小学校卒業までを、通院・入院および入院時食事療養費ともに中学校卒業まで引き上げるとともに、所得制限および一部負担金を撤廃し、すべての子どもが安心して医療が受けられるように改善することだとのべました。 安達議員は「子育て世代の経済的負担の軽減は、重要な虐待防止策の一つだ」とのべ、「中学校卒業まで医療費の心配のない大阪市にすることは虐待ゼ口の取り組みの大きな一歩で、20億円程度の予算の上積みで可能だ」と強調しました。 北山議員は、高くて払えない国保料の実態をふまえ、障害者・未成年者・寡婦および寡夫の人々で、所得125万円以下で市民税非課税になっている被保険者の国保料所得割を全額免除する新たな減免制度を設けるよう条例改正を提案しました。 北山議員は、この減免措置に必要な財源は23億円で、この間減らしてきている一般会計からの繰入金を繰り入れるだけで十分まかなえる」と主張しました。 日本共産党以外の自民・公明・民主・維新の各党は多数で反対し、市民に願いに冷たい態度をとりました。 (2010年9月19日付しんぶん赤旗) |